NISAでの国内ETFと海外ETFのコスト比較
前回の記事で書いたように、アイシェアーズの国内ETFでも証券会社に申し込み手続きを行えば、軽減税率が適用されて配当金の課税が30%⇒10%に減らせられる。NISA口座を使えば、国内での課税はゼロなので、トータルでの配当課税も10%だけで済む。
但しこの税率は、そもそもアイシェアーズの米国上場ETFを購入している場合も同じである。そして主要ネット証券では、NISA口座で米国上場ETFを買う場合、買付手数料がゼロになるサービスを行っている。本来なら外国株の売買手数料は高いから、日本上場分を買う方がコストは安く済むが、その優位性が薄れるわけだ。しかも国内ETFの場合、出来高不足により売買スプレッドの損失も懸念される。果たしてトータルではどちらが有利なのか?比較検討してみた。
使うのはSBI証券。あくまで自分のケースなので、参考程度に。
NISA枠120万円を、5分割くらいで買っていく予定(1581TOK、1582EEM、1589米高配当、あたり)。
これを東証上場分でやると、手数料は¥199もしくは¥293なので、高く見積もって293×5で1465円。そして売却は2~3回に分けてなので100万超まで増えたと仮定しても、525円×2回で1050円、あるいは3回で1575円。合計で2500~3000円程度となる。
一方で、海外ETFで買うとしたらどうか?
まずSBIは購入手数料が無料になってるが、売却時は通常通り30ドルかかるという罠がある。
2回に分けて売るので7200円、これに為替コストが1ドルで片道25銭なので2500円、往復だから5000円。
従って、トータルコストをアバウトに計算したら
国内ETF=3000円程度
海外ETF=12000円以上
となり手数料に関しては国内ETFの圧勝だ( 'ー`)。
ただし、国内ETFには出来高不足によるスプレッド問題がある訳だ。1582なんぞ一日の出来高が1千万円程度とかだから、相当に板が薄い。100万円分の売り注文をいきなり出したりすると、結構なスプレッド損失が出そうな悪寒もするのよねぇ・・・(・∀・;)。
したがって一斉売却ではなく、NISAの期限一杯まで持たずに11月位から徐々に出口戦略で売っていくことも必要かも知れない。しかし分割売却で手数料が余計にかかったとしても、上記のようにそもそものコスト差額が1万円近くもあるから、多分逆転することは無いわな。
それにスプレッド問題の解消は、まず己が買うことが不可欠だしな。確かカンさんとかも何時ぞやのブログで言ってたが、各個人が国内ETFを買っていくことが、出来高を増やす一歩になり、国内ETFの市場を正常化させていく訳だ。市場参加者が増えないとスプレッド問題は解消しないが、(本当に居るのかよく分からん)マーケットメイカー任せにせず己も市場参加者の一員であることを忘れちゃいけない。
てなことで自分は、社会的意義まで含めて、NISAのメインは国内ETFで行こうと思っている(`・ω・´)。
但しこの税率は、そもそもアイシェアーズの米国上場ETFを購入している場合も同じである。そして主要ネット証券では、NISA口座で米国上場ETFを買う場合、買付手数料がゼロになるサービスを行っている。本来なら外国株の売買手数料は高いから、日本上場分を買う方がコストは安く済むが、その優位性が薄れるわけだ。しかも国内ETFの場合、出来高不足により売買スプレッドの損失も懸念される。果たしてトータルではどちらが有利なのか?比較検討してみた。
使うのはSBI証券。あくまで自分のケースなので、参考程度に。
NISA枠120万円を、5分割くらいで買っていく予定(1581TOK、1582EEM、1589米高配当、あたり)。
これを東証上場分でやると、手数料は¥199もしくは¥293なので、高く見積もって293×5で1465円。そして売却は2~3回に分けてなので100万超まで増えたと仮定しても、525円×2回で1050円、あるいは3回で1575円。合計で2500~3000円程度となる。
一方で、海外ETFで買うとしたらどうか?
まずSBIは購入手数料が無料になってるが、売却時は通常通り30ドルかかるという罠がある。
162 :名無しさん@お金いっぱい。:2015/10/31(土) 09:33:37.19 ID:I9FA0shF0
>>161 買付手数料無料(但し売却手数料は無料とは言っていない)
2回に分けて売るので7200円、これに為替コストが1ドルで片道25銭なので2500円、往復だから5000円。
従って、トータルコストをアバウトに計算したら
国内ETF=3000円程度
海外ETF=12000円以上
となり手数料に関しては国内ETFの圧勝だ( 'ー`)。
ただし、国内ETFには出来高不足によるスプレッド問題がある訳だ。1582なんぞ一日の出来高が1千万円程度とかだから、相当に板が薄い。100万円分の売り注文をいきなり出したりすると、結構なスプレッド損失が出そうな悪寒もするのよねぇ・・・(・∀・;)。
したがって一斉売却ではなく、NISAの期限一杯まで持たずに11月位から徐々に出口戦略で売っていくことも必要かも知れない。しかし分割売却で手数料が余計にかかったとしても、上記のようにそもそものコスト差額が1万円近くもあるから、多分逆転することは無いわな。
それにスプレッド問題の解消は、まず己が買うことが不可欠だしな。確かカンさんとかも何時ぞやのブログで言ってたが、各個人が国内ETFを買っていくことが、出来高を増やす一歩になり、国内ETFの市場を正常化させていく訳だ。市場参加者が増えないとスプレッド問題は解消しないが、(本当に居るのかよく分からん)マーケットメイカー任せにせず己も市場参加者の一員であることを忘れちゃいけない。
てなことで自分は、社会的意義まで含めて、NISAのメインは国内ETFで行こうと思っている(`・ω・´)。
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テーマ : 資産運用