FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ギリシャの延命は投資家にはマイナス材料

ギリシャの選挙結果は、どうやら緊縮財政派が勝利したようだ。自分としては予定外というか、かなりよろしくない結果であり、前回「絶好の買い場では」といった前提に暗雲が立ちこめている感じだ。だが本題に入る前に、まずギリシャ人の馬鹿げている幾つかの点を突っ込まさせてくれ。

第一に、人口1000万人程度のギリシャに、果たして300議席も国会議員が必要なのか?人口が10倍以上いる日本でも、衆参併せて722だぜ。ギリシャは無駄に公務員が多すぎるって言う話があったけど、その最たる例が国会議員じゃないのか?

第二に、緊縮財政派の勝利は、第一党に50議席がプラスされるという「赤ドラご祝儀雀荘かよ!」と言いたくなるようなアフォな選挙システムによってもたらされた、偽りの勝利だという事。実際に得票率では、緊縮派が42%で反対派が58%(WBSより)らしいから、国民の総意とはかけ離れた結果な訳だ。

第三に、緊縮派が勝利したとはいえ、行きすぎた緊縮財政は行わない(行えない)と見られており、それではIMFやECBは納得しないだろ?という話。結局は「リベラル」という名の何も決められないヘタレ政権に陥り、「年内に再再選挙」なんて予想も上がっている始末・・・なんじゃそれ(´・ω・`)

てな具合に突っ込みどころ満載な訳だが、金融マーケットでは好感されているようだ(⇒ギリシャの長期金利推移グラフ)。まあ世間一般の「マーケット」とはかなり短期的視点が強く、自分のような長期&逆張り投資派としては、むしろ今回のギリシャ選挙は好まざる結果だ。

前にも書いたが、緊縮だけで財政再建など不可能であり、ギリシャ国債は遅かれ早かれデフォルトすることは避けられないだろう。緊縮財政でIMFから融資を受けても、実際にギリシャ自身が自力で経済浮揚できなければ、単なる延命処置~問題を先送りしているだけだ。ギリシャがだらだらと延命を続けることは、金融危機が将来に先送りされているに過ぎないのよね・・・。

従って今が相場の底とは考えづらく、逆張り投資派にとっては、いつ仕込むべきなのか全く読めない。結局は、ドルコスト平均法のように、機械的・定期的に積み立てていくしかないのだろう。長期投資ではこれが正解なのだが、逆張りで利回りを高めようと試みる「インデックス+α型」の投資家にとっては、そのアルファ部分の突撃時期が全く見通せないのよねぇ・・・。

正直、とっととデフォルトしてくれた方が投資しやすいし、実際に世界経済にとっても、悪い膿は早く吐き出した方が傷が浅くて良いはずだ。膿を出さずにだらだら延命させる弊害は、バブル崩壊後の日本経済が立証済みだし・・・。

・関連:世界のデフォルト国家一覧表

実際には長期投資家だけでなく、誰の為にもならん、最悪の選挙結果に終わる悪寒がするねぇ(・∀・;)。
スポンサーサイト

テーマ : 海外投資

ギリシャがドラクマに戻る事の意味

ギリシャの再選挙が迫っていることを警戒して、株式市場が軟調となっている。ギリシャが統一通貨=ユーロから離脱する可能性が噂されており、そうなればギリシャの外貨建ての債務がほぼ確実に『デフォルト』に陥るからだ。

ギリシャがユーロに留まれば、債務の返済は(最終的には)ドイツやフランスなど同じユーロ圏の大国や、IMFなどの国際機関から、資金を融通して貰うことが出来る訳だ。若しくは、ユーロ圏で共通債を発行して、外貨建て債務をそれに借り換える、という手も考えられる。但しユーロ諸国やIMFは、ギリシャに強烈な緊縮財政を強いてくるので、失業や増税で国民生活は破壊される(そもそも再選挙が行われるのも、この外圧への反発が原因だし)。

一方で、ユーロを脱退して元の通貨=ドラクマへ戻せば、確かに国民への負担は多少なりとも和らぐだろう。また長期的に見れば、ドラクマの為替レート暴落により、ギリシャ最大の産業である観光業にプラスの効果をもたらすことになる。

しかし、そこに至るまでの間は、むしろギリシャ国民にとってはマイナスになる懸念もあるだろう。ギリシャはエネルギーや食料を輸入に頼っているから、ドラクマ安で国内の物価が高騰するからだ。

また、外貨建て債務をデフォルトさせることになるので、国民負担は減っても、ユーロ圏の金融機関へダメージが波及する。スペインやイタリアの財政問題がより深刻化し、世界的な金融危機へと繋がる恐れが出てくる。そうなれば、結局はギリシャ自身も返り血を浴びる結果になるのだ。

ギリシャ問題の根が深いのは、統一通貨ユーロに加盟している事、外貨建て債務が多い事、この二つが重なっているからだ。日本の方が国の借金(対GDP比)は大きいが、借金が全て円建てであること、そして独自通貨なので自由な金融政策が行えるため、カネを刷って借金を返せるので、簡単にチャラにできるのだ。しかしギリシャの場合は、カネ(ユーロ)を自由に刷ることが出来ない。勿論、ドラクマに戻ればカネは自由に刷れるが、刷ればするほどドラクマ安となるので、結局は外貨建て債務は減らない。このように八方塞がりだから、ギリシャの長期金利はデフォルトを織り込んだレベルまで跳ね上がっているのだ。

つまりギリシャの債務問題に関しては、万能な解決策など存在しないのだ。ユーロ圏同士で支え合いながらだらだらと延命処置を続けるソフトランディングか、(スペイン等に飛び火するのも承知の上で)ドラクマに戻って早期解決を目論むハードランディングか、いずれにせよ相当な痛みを伴うことになるだろう。

てことで、おそらく当面は軟調相場が続くだろう。長期投資家・逆張り派としては、この円高&株安は、絶好の買い場だ。筆者も久しぶりに突撃体勢を取っている所だ。

P・S
ポンカス=フェイスブックの株価凄いねw 2週間で株価は2/3、つまり時価総額が3割以上も溶けた計算だ。詐欺師共の資産がみるみる減ってることを考えたら、愉快でならんわ(ノ∀`)

テーマ : お金の勉強

プロフィール

3line

Author:3line
人生の紆余曲折を歴て、市場の暴落とファンダメンタルインデックスを愛するようになった、希有な個人投資家。海外投資データバンク管理人。
詳しくはプロフィールページにまとめています。

最近の記事
おすすめ記事
人気記事
カテゴリー
月別アーカイブ
ランキング
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
ブログ内検索
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。